2009年10月26日

月配列5-315の使用感想



この世に使用者が10人いるかいないか(無礼な表現、作者さますみません)というかな系入力月配列5-315をメインに使っている。
俺の使用感想が配列に興味のある人にとって、少しでも参考になれば嬉しい、と思ったので、ここに月配列5-315の使用感想を書こうと思った次第。

月配列って何?
とりあえずここをみれば大体分かるぞ!一言でいうと清濁分置を採用し文字入力スピードを追及したストイックな配列だ。

月配列 - Wikipedia
基本だよねWikipedia。

「月」 --- 中指シフト新JIS配列
月配列のまとめページ。月配列の実質的標準2-263があるぞ!

月配列5-315版
これが今回の主役月配列5-315だ!さらにスピードを追求した月5-315改もあるぞ!


月配列5-315の使用環境


さて本題だ!まずは俺の環境から書こう。
・月配列5-315の使用歴は10ヶ月ほど。
・使用経験のある配列は「ローマ字配列・月配列2-263・月配列5-315」の3つ。
・一日中文章を書くというわけではない。日常では匿名掲示板に書き込んだりブログ書いたりするのが主な使い道だ。
・月配列の実装の仕方については、ATOKローマ字カスタマイズで実現している。俺は英語キーボードを使っているので、公式で配布されているものではうまくいかなかった。ネットで配布されていたスクリプト(花配列を使う)を少し弄って実現した。

使用歴

月配列5-315に手を出したのはこの記事(月配列の長所と短所)に書いたが、月配列2-263の打鍵数が多いのに我慢できなくなったからだ。
そんな中、ある日、月スレにぽんと発表された月配列5-315を発見。入力スピードを追求した設計理念に心を動かされ「よし使ってみよう」という気になった。

だが、1日使えば配列を覚えられる2-263と両手シフトな5-315の壁は予想を遙かに超える高さだった。本当、今でも細かいところはあやふやな感じだ。
タイプウェルFTを使って新聞記事でタイピングの練習をして、1ヶ月経つ頃は結構スムーズに打てるようになった。長い文章をストレスなく打てるようになったのはこの頃だと思う。

いつの間にかタイピングソフトを使うこともなくなり、今では月配列5-315を一応使いこなせるようになったろう。
ちなみにローマ字配列との併用も可能だ。他人のPCを触ることの多い人も安心してくれ。

月配列5-315の欠点・利点


学習コスト(配列を使えるようになるまでの時間・練習量など)の高さが目立つ月配列5-315は(今となっても月配列2-263に乗り換えようかと思うこともあるくらい)覚えるのが大変である。
配列を覚えるのは、知識ではなく指の記憶である。そのため、この文字はここ、と単独で覚えるのではなく他との兼ね合いで覚えるのが普通だ。「です」「である」なんて言葉は指の動きで覚えているのだ。
ここで清濁分置が学習コストを跳ね上げる。「です」と「テスト」という似たような言葉を打つ。ここで後から濁音を打つだけなら、「てす」も「テスト」もほとんど迷うことなく打てるだろう。しかし清濁分置だとこの二つの似通った言葉は全く違う指の動きを要求されるのだ。
この学習コストの高さのために、初めてのカナ入力系に月配列5-315はおすすめはできない。
また、右手を頻繁に使用する。慣れないうちはつらいが(獣医、などは右手を酷使する典型的な文字だ。5回の打鍵中4回が右手)慣れれば気にならないレベルだ。左利きの人は注意。

だが、こんな困難も乗り越える気になるメリットは確かにある。
まず、ATOKやMS-IMEのローマ字カスタマイズで実装できる範囲のみを使用する点。これは特別な外部ソフトの使用を要求しないので、将来的にも安心だ。そのことにより、使用する部分はコンパクトにまとまっている。ローマ字カスタマイズの範囲内でのキー配置なので、・が月配列2-263等と違って簡単に打てるのも嬉しい。
HHK等と相性が良いと思う。
売りの文字入力スピードだが、「が」「で」など頻繁に使用する文字が1打ですむのは大きい。これに関しては素晴らしいものがある。

月配列5-315を使ってみたい、という人へ

正直、今になって思うと、好みの配列に出会うには月配列2-263などを自分好みに改造するのが一番だと思う。そう思うほどに清濁分置な月配列5-315の学習コストはとても高い。
月配列5-315はかなり尖った性能で、ちょっとやってみようかな、って軽く手を出しても、結果が出るのは3ヶ月後ぐらいだ。気の長い話である。
それさえ乗り越えれば、ある程度満足できよう。
究極の配列は存在しない。打つ文章の内容によっても要求される配列は異なるのだ。そこんところをわきまえた上でいろんな配列を吟味するのが、いいんじゃないでしょうか。

以上、ちょっとネガティブな文章になってしまったけど、それだけ5-315が好きだってことで。
制作者さま、清濁分置でここまで完成度の高い配列を発表してくれてありがとう!
ここまで読んでくれた人もありがとう!

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