2010年6月29日

将棋:2連敗(R345)

詰将棋に興味が出来、ひとつ作ってみようと思い立つ。布団の中、頭の中で作る。難しさに詰将棋の奥深さを実感する。
拙作第1号。7手詰。43歩がひどい。
▲3一角成 △3三玉  ▲4二馬  △2二玉  ▲3一銀不成  △1三玉  ▲2二銀打まで7手詰
 31角成~4二馬と馬を作る筋がやりたかった。捨て駒もないし、およそ詰将棋とは言い難い。

さて、実戦の方は2連敗。
勉強は詰将棋と棋譜並べ(疾風谷川将棋)オンリーだ。それで強くなっているのかどうか…。

戦型:相横歩取り
▲相手(勝ち)-△自分
 飛車角総交換の後、46角に64歩としたところ。低級なら同角と取るだろう、と思って指した。研究にはめてやろうという魂胆では強くなれないか。狙いは同角なら28歩、同銀、24飛で角銀両取りで決まる、というもの。

 横歩取りの大局観が悪いぼく。相手に自陣が崩せるわけなし、と徹底的に受けていたらぼろぼろにされた。そして、図で「詰まない」と読んで66歩。
5二金、3一玉、7一竜(ここが盲点だった)で合利かずの詰み。いや…3手詰とかバカにできませんな。頓死。ひどい。
相横歩取りは2度目。1度目は先手で指した。後手は1手損角換わりにしようと思っていたが、受けるばかりなのが嫌で横歩取りを選んだ。

戦型:四間飛車玉頭銀
▲自分-△相手(負け)
 王手馬取り。これもまたひどいものだ。ぼくは王手で桂を取るものとばかり思っていた。そんなやっすい駒より大きい獲物が落ちていた。時間使って考えてこの有様。悲しいですね。

 何とか後手玉に食いついていったがここで先手玉は即詰み。7八金、同玉、5八竜、6八香、8九銀、7九玉、7八香まで7手詰。実戦で読み切れたのは詰将棋の成果だろう。相手は読み切れなかったようだ。その分だけ自信がつく。対局には負けたが、詰みを読めたのは俺だ、と。…・むなしいか。

時間をいっぱい使って考えて指しているが、それでも読み抜けが多い。今日の2局はどちらも酷い悪手をぼくが指した。正確に読みたい。

2010年6月26日

将棋:12級になったー(R372)

5連勝で初めての12級。相手が序盤で失敗して早投げしたの3局、詰みまで指したの1局、王手放置1局と「勝った!」という気はしないが、それでも勝ちは勝ちである。嬉しいもんだ。

戦型:相居飛車力戦(角換わり模様)
▲自分(勝ち)-△相手
実戦では図の場面は出てこなかった。しかし常にこうなることはあった。
相手の棒金。正しい対応は?
ぼくは相手の銀(この場合金)を5段目に出させてはだめ、同歩はない、と思っていたが、ここは同歩が正解なのだ。
同歩、同金、76歩、86歩、75歩、87歩成、95角!と飛び出て、王手をする。6二銀に74歩と突きだしてコビンを攻めれば玉形の差と駒得(金得)で優勢なのだ。

この対局は中盤で角銀交換になり、相手が投げた。

戦型:相居飛車力戦(角換わり模様)
▲自分(勝ち)-△相手
飛車先の一歩をいかした攻めが決まった図である。こういうところにすっと目がいくようになった。当たり前の一手か?以下、同歩、74歩、6五桂、6六銀と進行。
追記:8四飛で耐えられる。以下74歩、同飛車。 夜布団の中で気がついた。
図は相手の角が飛車取りになっている。だが、ここは5三桂成か5三とで王手できる場面。
ではどちらが正解か?
正解は5三桂成。しかし実戦では3三玉と逃げられるのが嫌で5三と、と寄った。
5三桂成でも3三玉には3七銀~4六銀と上がって上部から迫れるし2筋は飛車の利きがあって逃げられない。3三に逃げても玉は狭いのだ。
以下この時の優勢をどんどんなくしていったが、単純な詰つめろを相手が放置してこちらの勝ちとなった。


以前と変わったところは対局前に3手詰HBを解くのと、15分オンリーで指し、かつ時間をいっぱい使うようになったことである。
ニコ生将棋を見て、初段・上級・中級の人々が、早指しでひどいミスを重ねるのを何度もみた結果、早指しはやめようと思った次第である。考えるゲームなのだ。
今は読みが浅いしぼんやりとしているのでもっと読めるようになりたい。そのために詰め将棋を解いてる。しかし、この詰め将棋が難しい。以前やった5手詰HBを解いているんだが、以前やったにも関わらずむっちゃ難しいという印象。原田詰め将棋も解いているがこれは4問に1問解けるかなってところ。

2010年6月24日

将棋:中飛車の5筋歩交換の対応(R338)

中飛車苦手ーと思っていたが、対戦成績はそんなに悪くなかった。四間飛車とかは9割負けている(8割くらいかな?かなり負けていることに変わりない)が苦手という意識はない。
どうやら中飛車に対する攻め方が分からず受け一方になるし、受け方も分からないから、ということで苦手意識が募るようだ。

戦型:先手中飛車(原始っぽいような)
▲相手-△自分
相手の5筋交換に△54歩と打った図。打ちたくなかったが、△5二金右とかだと、▲54歩と垂らされ玉が動けない(3二によると53歩成があるので)と思ったからだ。そうじゃない、違う、とボナンザで解析して分かった。

△5二金とする。▲54歩と垂らされたら、△34歩。次に△55歩があるので▲76歩だろう。
そこで△44歩と角道止める。
 止めないと角交換から71角でつぶれる。もし、ここで4四銀とかだと角を切って、5三に打ち込んでつぶれる。後手陣の4二玉という位置が悪いのだ。5三に打ち込むてが王手になるので対処が難しい。
そこで44歩。これで43金から5四銀が受からない。なので54歩の垂らしは全く問題なかった。

対振り飛車に対し自分から角道止める、というのがぼくの中では盲点だったのだ。

対中飛車での5筋交換はいつでもあるし、角交換とか角銀交換から下手するとつぶれるので気を使う。事実それで3回くらい潰されて苦手意識が高まってしまった。

本局はその後、相手の仕掛けに対し、対応を間違い、角と金銀の2枚換えを喫し、ボロ負けか、と思ったが、王手飛車の筋を発見。そのための下準備に金で王手したら力強く同玉と取られた。同飛車成でゲームセット。あっけなかった。

2010年6月22日

将棋:手の作り方が分からない(R320)

角換わり棒銀をしよう、思ったらできてしまった。


戦型:先手一手損角換わり棒銀
▲自分-△相手

 先手一手損角換わりから棒銀をした。2二銀と引かれ銀交換を拒否されるが、2六銀~2五銀と立て直し、相手が3三銀としたので、銀交換が実現したが、相手に銀を打たれ、銀冠を作らせてしまった。
銀交換は攻めの銀と守りの銀なのでこちら有利、と思っていたが、しかしこの後の攻めてが全く分からない。これが手作り、という奴か、と実感した。将棋難しいなあ。
この後互いに玉形を整備しあい、交換した銀を自陣に打ちこんで徹底的に待つことにした。その後、相手から攻めて来て、駄目か、と思われたが、こちらの攻めが相手の受け間違いで決まって相手は早々と投了した。

ボナで解析したら、この銀交換だが、先手有利にはなっていなかった。手作りとしては1五銀から歩得を狙うのがあるようだ。
将棋を指す上で、手を作って攻めていくのがいかに大変かと実感。あと角換わりなので角の打ち込みにかなり気を配ることとなった。銀がいないので普段と違うからだ。
定跡書でも読んで、手の作り方を学ぶべきだろう。

この後三間飛車穴熊に急戦を挑んだ(急戦の構えにしていたので突っ込むしかなかった)将棋を指した。中盤相手がミスをして、こちら指しやすいか、と思ったところで、悲観したのか相手が投了した。
その将棋では手の作り方に困ることはなかった。対振り飛車への急戦は形が出来ているからだろうか。

将棋:ゴキ中対2枚銀(R287)

2ちゃんに先手ゴキ中とかの力戦中飛車がマジ辛いんだけど、とレスしたら5筋の位は取らせて2枚銀で逆襲しろ、との返事があったのでその通りに戦ってみた。

戦型:先手ゴキ中対2枚銀
▲相手-△自分
本局の急所。76歩を取った銀を6五に引いて5六銀と交換になって先手の54歩に5五銀と打った所。
悪手である。始めは歩を打つつもりだったが、最後になって二歩と気付いて、じゃあ銀で、という感じで打った。同飛、同銀、53歩成、同金、同馬で2枚換えで急所に馬ができ、後手の飛車角は働いてない。勝てる要素が見あたらないですね。
正解は単に同歩で、以下同飛、8二飛、6四飛、6三銀、6五飛といった感じ。これでも不利には変わらないが。
端角の覗きに6二飛と寄った手が悪手だった。

 寄せの急所がこちら。後手も飛車を切ってから小駒でがりがり迫ったのである。
ここで実戦は2四玉と逃げて(3三角成から3手詰み)順当に負けたが、この時先手玉に詰みがあった!
17手詰めである。以下ボナに教えて貰った手順をどうぞ。

1五歩、2七玉。ま、ここまではこれしかないところだ。続いて3八銀と打つ。気付きにくい銀打ちだ。 1八玉(2八玉は早詰)に2九銀不成。
取ると3八と、1八玉、2六桂、2七玉、3七成銀まで。以下、この銀を押し売りして前の順の実現に努める。
2七玉、3八銀不成、1八玉、2六桂とここで桂馬を打つ。2八玉の一手。
2九銀成、2七玉、2八成銀とやっと相手が銀を取るしかなくなる。同玉、3八と、2七玉、3七成銀まで。
実戦でやりたかったなあー。将棋は終盤と実感した。
ちなみに後手玉はもっと早い段階から詰んでますが、相手は5秒くらいでポンポン指すので気付かなかったようだ。

久しぶりの将棋だった。いっぱい考え(もちろん穴だらけだったが)力を出すことができ、負けてもそんなに悔しくなかった。ま、中盤でもう負けかって思っていたしな。

2010年6月4日

力戦っぽい将棋

 土居市太郎という明治生まれの棋士がいる。土居矢倉という堅さよりバランス重視の構えを作った人らしく、その矢倉の棋譜が見たく、棋譜データベースを見ると、山田定跡で有名な山田道美との角落ちの棋譜があった。角落ちであるが、中盤の戦いで金銀と歩を巧みに操り勝っていた。
びっくりしてその後いろいろと棋譜を見たが、薄い陣形でも金銀が前に進んで歩で巧妙に指して勝っていた。
こういう将棋が指したいなあと思って24フリーで指した。
 こんな感じだ。金銀がうわずって玉がとても薄い。しかし、この場面は優勢だ。
土居さんの戦い方を真似すると自陣の金銀の連結とか気にせず駒が前進していくような指し方になった。この図でもあと68金と上がれば耐久力は大分違うと思うが、それよりも駒を前へ前へ、という指し方である。
この後銀ばさみを見落とし、ぼろぼろと負けたが、この指し方はとても楽しかった。
矢倉戦も指したが、矢倉とは思えないほど楽しくさせた(ぼくは矢倉が苦手でいつも手損角換わりに逃げる)。どちらも負けてしまったが…。

 後手がぼく。序盤で手順前後をして石田流の形を許すことになってしまったので、気分を変えて高田流左玉をすることにしたが、駒組みの手順をしらず、へんな玉頭位取りになってしまった。位取りには穴熊、ということで相手は穴熊だ。
その後角交換してこうなった。4筋と3筋の位が強大だ。7一飛がおかしいが、2筋や5筋に回ればいっぱしの飛車だ。だが、その一手を指す手番が回ってこず、以下攻められたが、上手くいなして、攻めが切れ、相手が銀損して戦意喪失し投了となった。
今見ると後手の囲いは銀多伝になっている。

 疾風谷川将棋を買った。中古で安かった。
35局収録され、谷川の対振り飛車破り、ほぼ全て急戦。中飛車・四間飛車・三間飛車と章が別れ、35局全て自戦記が付いている。ページ後ろで指し手に記号を割り振って2ページで解説するようなスタイルがよくあるが、本書はそうではない。章の前には講座と題し戦法の簡単な紹介がある。

35局、すべて自戦記なのだ。
こんな感じで大体1局6ページ。谷川の心境も記され読んでいるだけでも面白い。
買って良かった。大満足だ。

2010年6月3日

クリムゾンの迷宮 読了

クリムゾンの迷宮読了。眠れぬ夜の睡眠薬として読んだつもりだったが気付くと朝日が昇っていた。

ホラー小説を読むのは好きではない。辛い目に遭いたくないからだ。ぼくは読み始めてすぐに、胃が痛くなってきて、こんなの読むのだったらイチャラブの毒にも薬にもならないものが欲しいと切実に思った。しかし、それは本作の主人公の考えていることと同じで、辛い目に遭うと、安全が欲しくてたまらなくなる。逆に安全が保証され退屈になると刺激が欲しくなる。そういうメカニズムなのである。

終わり方がネット上の感想では必ず言及されている。どこか物悲しげな終わり方が、本作の単純なストーリーに深い余韻をうんでいる。こういう終わり方は余韻がなんとも言えない気持ちにさせるが、欲求としては、結末が知りたい!というのが強い。よく、作品のあとエピローグで十年後の彼らは~なんてあるのは、その欲求を満たすためである。でも、ぼくはそういうのを読むと、かえって余韻を残すような話のラストいいな、と思うのだ。
単純なストーリー、と表したが、それは一場面で終わるからで、内容の描写はねちっこい。

作者の本は黒い家を読んだのみでこれが2作品目だ。作者は最大の恐怖は人間である、という信条があるらしく、狂った人間を恐怖の対象としている。しかし、ぼくはここが嫌いだ。人間の役割が恐怖に陥れるだけ、というのが嫌なのだ。人を殺す人間には、それに至る経緯があるはずだし、そこに納得したい。クスリで殺すようになったとしても、その人間の情報が欲しかった。悪い人間が悪いままで終わるのは嫌だ。それじゃあまりに役割分担という感じで作り物の匂いがする。その匂いで、ぼくは後半胸が痛くてたまらないような辛い目には遭わずに済んだ。

めっちゃ面白かったが、一夜にして読み終えてしまったため、なんだか夢のようなあっという間に過ぎ去ってしまった感じである。

2010年6月1日

四畳半神話体系の感想

森見登美彦の四畳半神話体系を読み終えた。

読み終えた第一の感想はライトノベルみたいな感じ、というところ。キャラクター小説という気がする。アニメから入っているので、キャラクターが第一にあるのだ。羽貫さん・小津・明石さん・城ヶ崎・樋口師匠…ぼくは人名を覚えるのが苦手だが、ここまで皆キャラが立っていると自然と覚えてしまっていた。

そして、主人公の語り口だが、人が言うにはこれは昔のユーモア小説というもので、懐かしいらしい。しかしぼくはそんなの知らないので、過剰修飾のなんだが頭が痛くなる文体と思った。ぼくはどちらかというと文章が凝っているのは嫌いなのだ。わざわざ普段使わない難しい単語・熟語を使う奴は嫌いだ。
この過剰修飾を削りとってエッセンスを凝縮すれば、50ページの短編に収められるのではないか、と感じる。作中同じ文章を4度も読ませられるのであるが、それを削るだけでも短くなるに違いない。しかし、この嫌になるくらい面倒な文章と小津たちの描写がこの小説の根幹なのだから、そこを削っては何も残らないのだろう。

ぼくが一番この小説で気に入ったのは主人公の性格だ。滝本竜彦に近いというのが、本当だった。
主人公は尊大でプライドが高く、しかして自虐的である。その性格を軽妙な語り口で表しているので、読んでいて主人公に苛つくこともなく、小津にむかつくこともなく、笑ってよめる。
自分の誇りを大切にしすぎるのと、行動を起こす前に熟考する質の性で、結局何にも為せない、というこの文にしてみるとだめだめな非生産的性格もこれまた面白い文章で表されている。

しかし、読み終えて悲しさがあった。エンターテイメントなのだ。残る物は少なかった。かといって読んでいる最中もちょっと語り口が鬱陶しくしてそんなに褒められるもんじゃなかった。
でもキャラクターは良かった。そんな小説だった。