2016年3月17日

将棋 駒を打つスペースについて

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今回は将棋における考え方のひとつ、「駒を打つスペース」について書いてみたいと思います。例は穴熊です。 

駒を打たれるスペース 

上図3つの穴熊で一番堅いのは2図の穴熊。なぜだろうか? それは 

  1. 全ての駒が連結している 
  2. 駒を打つスペースがない 

からである。 

3図を見てみよう。2図との違いは1点、6六歩が突いてあることだけである。しかしこの歩を突いたことによって穴熊は大きく弱体化してしまった。なぜなら「6七のマス目に相手が駒を打てるから」なのだ。 

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穴熊という囲いは逃げ場のない囲いであり、金銀桂香で張り付いて重たい数の攻めをするのが有効である。そのときに67のマス目が空いていると相手が穴熊に近い場所に金銀を打てることを意味している。 
6七歩型であれば相手は6七の地点に駒を打つには 

  1. △6六歩と合わせて歩を移動させる 
  2. ▲6七歩を取る 

ことが必要である。1は6六歩まで相手が歩を移動させるのに3手かかる。2は基本的に6七の地点には金がいるため数で上回っている必要がある。 
6六歩と一手費やすと自分は-1手、かつ相手は6七の地点に1手で駒を打てるようになっているのだ。 

駒は効き以外にもスペースを埋める役割がある 

6七歩は6六の地点に効きがあると同時に6七の地点に相手が駒を打てないように守っているのである。 

1図は突いた6六歩を守るために金が上がっている格好である。この場合6七金は離れ駒なので7八金型が理想だ。しかしそれだと7八金が離れ駒になってしまう。そこで編み出されたのが松尾流穴熊という4枚穴熊である。 

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この囲いは2図よりも堅い。金銀が4枚いるから当然だろう。しかし考えてみれば、6六歩型をカバーするには金銀4枚でないと十分な硬さを得られない、とも言えるのである。 

歩を伸ばすと開いた空間に対する責任が生じるわけである。 





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